社員インタビュー

INTERVIEW

「"好き"がきっかけ。今は整備の仕事がめっちゃ楽しいです!」
法隆寺店 2級整備士 新子 歩継

 

 

―― 整備士を目指したきっかけは?

クルマ好きが、そのまま仕事になりました

もともとはバイクが好きで、原付にも乗っていて、いじったりするのが楽しかったんです。そこから「車の方がもっと身近で面白そうだな」と思うようになり、ちょうど京都に日産京都自動車大学校があったこともあって、進学を考えるようになりました。通いやすかったことに加えて、好きな車がGT-Rだったので「やっぱり車ってかっこいいな」と改めて感じたことも後押しになりました。高校卒業の時点では「就職するにはまだ早いかな」と思って進学を選びましたが、やっぱり好きなことなら頑張れるという気持ちが強くなり、車の道に進むことに決めました。

―― 学生時代に打ち込んだことは?

勉強です。正直、大変でした(笑)

とにかく勉強しました。車の部品や構造はそれまで全然知らなかったので、ゼロから覚えるのは本当に大変でした。最初はパーツの名前すらわからなかったし、それぞれの役割やどうつながっているのかを理解するまでにかなり時間がかかりました。
特に国家資格の試験に向けては、覚えることも多くてプレッシャーも感じていました。学校の授業や単位取得のための試験だけでも必死だったのに、並行して国家資格の勉強もしなければならなくて。
正直、整備士に対して強い憧れがあったというよりは、「せっかく親にお金を出してもらって学校に通わせてもらっているんだから、ちゃんと資格を取らないと申し訳ない」という気持ちが一番の原動力になっていました。その思いがあったからこそ、途中で諦めずに最後まで頑張れたんだと思います。

―― なぜ日産プリンス奈良販売を選んだのですか?

「人」の雰囲気で日産プリンス奈良販売に決めました

会社説明会のときの雰囲気がとても良かったのが、今でも印象に残っています。説明が終わって帰るとき、部長や社員の方が全員、学生一人ひとりと丁寧に握手してくださって、「この会社は本当に人を大切にしているんだな」と感じました。そういう会社の姿勢って、説明の内容よりも強く心に残るんですよね。
実際に入社してみても、その印象は間違っていなかったと思います。先輩方はみなさん気さくで話しやすく、困ったことがあればすぐに相談に乗ってもらえます。仕事中の雰囲気も明るくて、ピリピリした感じがないのがすごく働きやすいなと感じます。
それに、休みの取りやすさも魅力の一つです。事前に希望を出せば、友達との予定に合わせて休みを調整することもできます。平日休みが多い仕事なので、うまく活用して旅行に行ったり、ドライブに行ったりと、プライベートも充実させることができています。こういう柔軟さがあるのは、とてもありがたいです。

―― 日曜日休みやリフレッシュホリデーは活用していますか?

活用して仕事とプライベート、両方楽しめています

日曜日休みもリフレッシュホリデーも、しっかり活用しています。友達や彼女とドライブに出かけたり、旅行に行ったりすることが多いですね。リフレッシュホリデー(2か月に1回の4連休)があると、少し遠出もしやすいのでとてもありがたいです。「次の休みはどこへ行こうかな」と予定を考える時間も楽しみのひとつになっています。
休みがきちんと取れるからこそ、仕事にもより集中して取り組めていると感じます。しっかりリフレッシュした分、「また頑張ろう」と自然と気持ちが切り替わりますね。もともとは日曜日休みがなかったので、今のように働きやすい環境になっているのは本当にありがたいと感じています。

―― 入社後に感じたギャップは?

「お客様との会話」が多いところ

入社前は、整備士って基本的に車を触る仕事が中心だと思っていたんです。なので、お客様と直接お話しする機会はほとんどないのかなと思っていました。
でも実際に働き始めてみると、お客様に整備内容を説明したり、お見送りまでしっかり対応したりと、思っていた以上にお客様と関わる場面が多くて驚きました。整備作業だけでなく、接客の場面でも信頼していただけるような対応が求められるんだなと感じています。
ただ、自分はもともと人と話すのが好きなので、そこは全く苦になりませんでした。逆に、お客様と直接会話できることで、仕事のやりがいがさらに増えたなと感じています。実際に「新子さんにお願いしたい」と言っていただけることもあって、そういう言葉をかけてもらえると「もっと頑張ろう」と自然とモチベーションが上がります。今では、お客様とのやり取りも整備士の大事な仕事の一つだと感じていますし、自分にとってはすごく楽しい時間でもあります。

―― 仕事で大切にしていることは?

ミスは絶対に許されない。だからこそ丁寧に

やっぱり「ミスをしないこと」が一番大事だと常に意識しています。車はお客様の命を預かっているものなので、どんなに小さな作業でも決して気を抜かないようにしています。たとえばボルト1本の締め忘れが大きな事故につながることもありますから、本当に細かいところまでしっかり確認するよう心がけています。
そのために、作業後は必ず自分で何度もチェックするのはもちろん、必要に応じて先輩や同僚にもダブルチェックをお願いしています。自分ひとりの目だけでは見落とすこともあるかもしれませんが、チームで確認し合うことでミスのリスクを減らしています。
何より、お客様に「この整備士さんに任せてよかった」と思って安心して車に乗ってもらえることが一番大事です。だからこそ、最後まで絶対に気を抜かずに、責任を持って作業することを常に心がけています。自分の手がけた車が安心・安全に走っているところを想像すると、やっぱり整備士としての誇りも感じますし、そのためにも丁寧な仕事を続けていきたいと思っています。

―― 今後目指していることと整備士としての誇りは?

「検査員資格」を取得してありがとうをたくさん言っていただく

今後は、まず「検査員資格」を取得したいと考えています。今は整備作業を担当していますが、検査員資格を取れば、自分の目で車検の最終チェックまで担当できるようになります。お客様に「この車は安心して乗れます」と自信を持って伝えられる整備士になりたいというのが今の目標です。
また、技術面でもさらに成長して、もっと幅広い作業をこなせるようになりたいです。いずれは後輩にも教えられる立場になって、しっかり知識や技術を伝えていけるような整備士を目指しています。自分が学んできたことを次の世代に繋いでいけるのも、この仕事のやりがいのひとつだと感じています。
整備士として一番誇りを感じる瞬間は、やっぱりお客様から「ありがとう」と言っていただけたときです。車はお客様の命を預かるものなので、一つひとつの作業に対する責任はとても大きいですが、その分やりがいも本当に大きい仕事です。安心して車に乗っていただけるよう、これからも一つひとつの作業に誠実に向き合い、さらに成長していきたいと思っています。

就職先を選ぶときはぜひ「働く人」をしっかり見てほしい

今のうちに、学生のうちにしかできないことをたくさん楽しんでおいた方がいいと思います。遊びでも旅行でも、やりたいことはぜひ今のうちにやっておいてほしいです。社会人になると仕事の都合や周りの予定が合わなくなったりして、なかなか思うように時間が取れなくなることも多いので。
それから、就職先を選ぶときは給与や待遇だけにとらわれず、ぜひ「働く人」をしっかり見てほしいなと思います。仕事を長く続けていくうえで一番大事なのは、実は人間関係だと感じています。困ったときに相談しやすかったり、周りに信頼できる先輩や仲間がいる環境だと、自然と前向きに頑張れますし、成長もしやすいと思います。自分もこの会社に入ってその大切さをすごく実感しています。
整備士は本当に誇れる仕事です。お客様の命を預かる責任ある仕事ですし、直接「ありがとう」と言っていただける瞬間は何ものにも代えがたい喜びがあります。やりがいも大きく、成長も実感できる仕事なので、ぜひ自分に合った職場をじっくり選んで、納得のいくスタートを切ってほしいですね。

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